アイコムから、SHF帯対応のトランシーバーの新製品IC-905の案内が届きました。
...
8月発売予定(公表時)です。
アイコムさんのロビー活動の結果?で、5.6GHz、10GHzが技適対象に入ったため、やっと国内も技適機種として販売にこぎつけました。(今まで、2.4GHzまではメーカ製がありました。)
総務省|報道資料|特性試験の試験方法を定める件の一部改正案等に対する意見募集の結果 (soumu.go.jp)

---
メーカー資料からの私的考察です。
仕様など資料はメーカーホームページに掲載されていますので、そちらをご覧ください。
ニュースリリース
製品ページ
---
  1. メーカー希望小売価格
    IC-905:404,800円(税抜368,000円)
    IC-905XG:591,580円(税抜537,800円)
    XGに付属する10GHzトランスバーター「CX-10G」は単体で186,780円(税抜169,800円)なので、2タイプの差額はトランスバーターの価格がそのものです。
    メーカー希望価格上では、後でトランスバーターを買っても無駄な出費はない(はず)です。
    (XGにはトランスバーターまでのケーブルは付属と書いてない。)
  2. IC-9700(144/430/1200MHz部)との比較
    受信感度は、ほぼ同じです。ちょっとだけ違うところもありますが、カタログ値ですからアンテナや同軸含めれば誤差かな。
    1200MHz帯はダウンコンバージョン方式、IF周波数は同じみたいです。
  3. 独自の周波数(2.4GHz以上)
    コネクタはSMAです。カタログの写真ではフレキシブルな同軸を使っているみたいですが、こだわる方は銅管の同軸(セミリジッドケーブル)手配でしょうか?(展示もそうだった気がします。)
  4. コントローラとRFユニット部をつなぐコントローラケーブルは5m長がついていますが、最短の例(マンションの部屋とベランダ)を想定しても足りないのでは?
    カタログを見たところ、LANコネクターに似ていますが、屋外の対候性、電源供給時の電圧ドロップを考えると別売りの長いケーブル購入は動作保証のため必須でしょうね。
    (無線機の消費電流は全体で送信時最大5.5A、待ち受け時標準2Aです。差分以上はRFユニットに供給されるはず。)
そのほか細かいところ・・・
  • IC-905/XG両機種とも「技適取得」って書いてますが、トランスバーターを後で買ったらどういう扱いなのでしょうか? 中に組み込むわけではないから、リニアみたいに付加装置として技適OK?。
  • 二次業務バンドゆえの苦労もあります。(ETC使用周波数は送信不可になっている。申請時に確認書の提出が必要。)
  • 2.4GHz帯は動作範囲が2.3GHzからになっている(送信はアマチュアバンドのみ)。 自作トランスバーター考慮か?
  • 144MHzの「保証/送信周波数範囲」が144.000001MHz~146.000MHzと下限桁数が細かいのはなぜ? 430MHz帯は430.000MHz~440.000MHzなので下限のバンドエッジを含まない意味ではなさそうだけど。(IC-9700も同じ)
IC-9700が定価で約20万円、こちらはその2倍+アンテナなども割高 です。SHFのノウハウも必要なので詳しい方(または近くに詳しい方がいる方)チャレンジしてみませんか?